『パーリ学仏教文化学』投稿規程・執筆要領

I. 投稿規程

[会誌の名称および目的]
本誌は,『パーリ学仏教文化学』(Journal of Pāli and Buddhist Studies)と称し,パーリ学仏教文化学会の会誌として,会員の研究発表並びに関連情報を提供するため,年1回刊行する.

[投稿資格]
準会員以外の会員は投稿資格を有するが,掲載に関しては,年1回の学術大会での会員発表者を優先する.ただし,編集委員会が適当と認めた当該分野の研究者に寄稿を依頼することがある.

[投稿条件]
1. 投稿内容
論文,研究ノート(試論ないし史資料の提供,書評形式の論考),研究展望(研究分野ないし学界の動向),その他(新刊書ないし資料等の紹介)とする.

2. 投稿原稿枚数
〈日本語の場合〉400字詰原稿の場合,論文および研究ノートでは25枚以上50枚以内(写真・図表を含む),研究展望およびその他では15枚以内とする.ワープロ原稿の場合,A4サイズ1頁40字×36行で,各々に相当する文字数とする.
〈英語の場合〉論文および研究ノートの場合,A4サイズ,1頁36行,5,400ワード以上8,000ワード以内とする.研究展望およびその他の場合,同体裁で2,700ワード以内とする.
なお図版・写真を多数掲載する場合は,予め編集委員会に照会するものとする.

3. 投稿使用言語
日本語または英語とする.日本語原稿の場合は,英語題目,英語要旨(400ワード以内),および日本語キーワード(5点)を添付する.英語原稿の場合は,日本語題目,日本語要旨(1,000字以内),および英語キーワード(5点)を添付する.なお,英語要旨および英語原稿については,必ずネイティヴ・チェックを受けること.

4. 投稿期限
投稿申し込みは,執筆者氏名・肩書き,題名(仮題可)および投稿内容の種類を明記の上, 5月末までに編集委員会宛に行う.投稿原稿は,7月末までに編集委員会宛に2部を提出する.

5. 投稿原稿
最終原稿(プリント・アウト)に加えて,電子媒体(CD,USBメモリなど)を添付する.その際,使用機種(OS)名,ソフト名,およびファイル名を明記すること.なお,編集委員会から別途指示があるときはこれに従うものとする.

6. 著者校正
原則として2回(海外在住者の場合は1回)までとする.

7. 掲載の可否
投稿原稿は,査読委員による査読の上,その掲載の可否および加筆修正の必要について編集委員会が決定し,本人に通知する.ただし,編集委員会が寄稿を依頼した投稿原稿については,この限りではない.

[抜刷]
投稿者には本人の掲載原稿の抜刷20部を無償で譲渡する.それを超える部数については,自己負担とする.

[著作権]
掲載原稿の著作権は,原則として,本学会に帰属する.なお,掲載原稿が電子化されインターネット上で公開される際に,原稿に含まれる図版や写真に他の原著者が存在する場合は,投稿者自身が原著者の再許諾を得るものとする.

[投稿に関する照会先]
パーリ学仏教文化学会事務局

 

II. 執筆要領

1. 原稿形式
ワープロによる横書きを原則とする.手書き原稿をワープロ入力する場合に費用が生じても,自己負担とする.

2. 図表・写真
別紙に一括添付し,通し番号,キャプション,出典を明記の上,原稿本文中に希望挿入箇所を明示する.なお,図表・写真が多い場合や,トレース費用がかかる場合は,編集委員会と協議の上で自己負担となることがある.

3. 章立てと注の位置
章立ての表記は,「第1部第1章」ではなく「1. (1)」とする.注は,本文中に通し番号を付すと共に,脚注にせず,本文末尾に一括掲載する.

4. 引用参考文献の表示方法
本文中の引用参考文献の表示は,[石井1991:165],[Spiro 1971: 140],[Than Tun 1959: 47],[ゴンブリッチ2005(1988):230]などの例にならい,できるだけ簡潔に記述する.
引用参考文献は,原稿末尾にまとめて,以下の体裁に則して記載する.

(1) 単行本の場合
(例1)石井米雄  1991『タイ仏教入門』めこん.
(例2)Spiro, Melford E. 1971 Buddhism and Society――A Great Tradition and its Burmese Vicissitudes, London: George Allen & Unwin Ltd.
(例3)ゴンブリッチ,R.著・森祖道/山川一成訳,2005(1988)『インド・スリランカ上座仏教史』,東京:春秋社(原本:Gombrich, Richard. 1994 (reprint of 1988) Theravada Buddhism――A Social History from Ancient Benares to Modern Colombo, London: Routledge & Kegan Paul Ltd.)

(2) 論文の場合
(例1)生野善應  1990「南方上座部の史的展開」『パーリ文化学の世界』(水野弘元博士米寿記念論集),東京:春秋社,pp. 421-452.
(例2)高谷紀夫  1993「ビルマ儀礼論の展開――祭祀空間としてのパゴダをめぐって」田辺繁治編『実践宗教の人類学――上座仏教の世界』京都:京都大学学術出版会,pp. 102-131.
(例3)Bond, G. 1984 “The Development and Elaboration of the Arahant Ideal in the Theravāda Buddhist Tradition.” Journal of the American Academy of Religion 52, 2: 227-42.