海外研究調査奨学金

 平成29年5月27日、武蔵野大学にて開催されたパーリ学仏教文化学会理事会において,海外研究調査奨学金を設けることが決定されました。
 本奨学金は、本学会への特別寄付金および平成28年に刊行された『上座仏教事典』費用の残金を原資とするものです。
 本奨学金は、アジア各地の仏教文化に関する研究調査を奨励することを目的として、その費用の一部を奨学金というかたちで補助します。対象地域は、パーリ語が聖典語として使用されていた、あるいは現在も使用されている地域、特に上座仏教圏となります。
 奨学金を希望される方は、研究開始前年度の3月末日までに、申請用紙を提出いただきます。本奨学金の趣旨に適い、当該地域の研究を志す会員の皆様からの応募をお待ちしております。

会 長 奥田 聖應(清明)
理事長 引田 弘道

選考規程

第1条(名称) この奨学金は、パーリ学仏教文化学会海外研究調査奨学金と称する。
第2条(目的) パーリ学仏教文化学会海外研究調査奨学金(以下奨学金と称す。)は、アジア各地の仏教文化に関する研究調査を奨励することを目的として、その費用の一部を奨学金というかたちで補助するものである。
第3条(対象地域) パーリ語が聖典語として使用されていた、あるいは現在も使用されている地域、特に上座仏教圏。
第4条(支給者数および金額) 支給者数は原則として毎年度1人とし、奨学金は一件につき30 万円とする。
第5条(原資) 奨学金の原資はパーリ学仏教文化学会への特別寄付金および上座仏教事典費用の残金、合計660 万円とする。
第6条(原資の取り崩し) 毎年度原資を取り崩す形式で、奨学金を支給する。
第7条(申し込み) 奨学金を希望するものは、3月末日までに、申請用紙を提出する。
第8条(選考委員会) 選考委員会を組織し、申請者の選考を行う。
2.選考委員会は学会賞選考委員会が兼務する。
第9条(選考方法) 選考委員会は推薦者を学術大会時の理事会に提案し、理事会で決定後、総会で承認を得る。
第10条(研究調査開始時期) 奨学金支給が決定された年度内に、受給者は研究調査を開始する。
2.調査中、受給者に不測の事故が生じても、学会としては責任を負わない。
第11条(義務) 奨学金受給者は、研究調査終了後、速やかに本学会の学術大会にて調査報告を行う義務を負う。
[附則]本規程は平成29 年5月27 日より施行する。

申請

奨学金を希望される方は、下記募集要項を熟読の上、研究開始前年度の3月末日までに申請用紙を提出いただきます。
募集要項および申請用紙は以下よりダウンロードできます。

募集要項(PDF)
申請用紙(PDF)
申請用紙(Word)

受給履歴

2023年度
受給者名: THITSARNANDI (SACCĀNANDĪ)(龍谷大学大学院)
研究課題: 「ミャンマーにおける尼僧の歴史と役割」
2022年度
受給者名:
研究報告:
2021年度
応募者なし
2020年度
応募者なし
2019年度
応募者なし
2018年度
受給者名: 田辺 和子 TANABE, Kazuko((公財)中村元東方研究所顧問)
研究報告: 「タイ仏教寺院の布薩堂について― タイ国王室第一級寺院Wat Phoの布薩堂―」
‘The Uposatha Hall in The Temple of Thai Buddhism: A Study Report on the Uposatha Hall of Wat Pho, the First Ranking Royal Temple’
(URL: http://sspbc.web.fc2.com/sspbc4.html)
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